近代のレディースファッションに見られる変化


1900年代初めまでのレディースファッション

今ではレディースファッションの流行の発信地は多様化していますが、1900年代初めまではフランスの上流社会が服装の文化をけん引していました。その当時は、服装に華やかさが求められ、リボンやレース、フリルなどで豪華に着飾り、大きな帽子をかぶることが流行りました。このような文化を支えていたのが、メゾンと呼ばれるファッションの専門店で、コルセットで腰の部分をきつく締めて、女性の美しさを強調するようなドレスを提供しました。

1900年代のレディースファッションは機能性がアップした

1900年代に入り、レディースファッションは大きく変化しました。それまで主流だったコルセットの着用がなくなり、緊張感が要求される服装からゆったりとしていて楽に着られる洋服に変わってゆきます。1925年前後には、アールデコと呼ばれる、より直線的で機能的な芸術様式の影響を受けて、女性らしい体のラインを強調するのではなく、ローウエストにしてスカート丈も足首より少し上あたりで動きやすい服装へと変化しました。

レディースファッションは時代の変化とともにより機能的になっています。1930年に起きた世界大恐慌、1930年代後半から1945年まで続いた2つの世界大戦を経ると、スカートが膝丈ほどに短くなり、ジャケットを着用するようになり、ポケットを付けてより機能性がアップしていきます。そして、1960年代に入り、女性の権利を主張するウーマンリブ運動が盛んになると、女性が働くのに適した服が流行り、動きやすいとともに上品な雰囲気を醸し出すツーピースが登場しました。さらに、1975年当時のヒッピー文化の影響で、近年につながるラフで個性的な服装の原型が出来上がりました。

シミは美容クリニックなどで取り除くことが可能です。レーザーを使って除去し、数回の通院により実現します。